活躍する女性医師(女子学生向け)

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金本 斐子(2008年卒)
福井県立病院 外科

小学生の頃から「外科医」に憧れを持ち、迷う事なく外科医を選択しました。忙しさに追われる日々、しんどいなと思うことも多々ありましたが、今振り返ると、それ以上に、この道を選んだからこそ味わえる沢山の経験や感情、出会いがあり、自分の選択は間違ってなかったなと思えています。

「外科」へ足を踏み入れるまでは不安だらけでしたが、踏み入れてしまえば、「女性だから・・」と特別意識するとことなく働けるフラットな職場が多いです。

家庭生活との両立に関しては、決して楽な事ではないですが、家族の存在が相乗効果になって、仕事にも良い影響を与えているなと思います。当医局も女性医師の入局者が少しずつ増加し、自分の理想とするライフプランとキャリア形成を供に考えていける環境になってきているのではないかと思います。

林 沙貴(2010年卒)
市立砺波総合病院 外科

私は現在、上部消化管を中心に消化器外科診療に携わっています。夫も同じ医局の外科医であり、現在は二人の子供を育てながら仕事を続けています。育児をしながらでも、これまでの上司は他の医師同等に執刀の機会を与えてくださいますし一人の外科医として扱って下さり大変感謝しております。

一言で女性医師といってもライフイベントや個人を取り巻く環境は様々であり、働き方も多様です。私が入局した頃はまだ女性外科医も少なく、目指すべくロールモデルも見つからず、どのように働きキャリアを積んだらよいか悩む日々でした。幸い、最近は全国的にも当医局でも女性入局者が増えてきており私が入局した時よりもロールモデルとなるような女性外科医は増えてきています。

また、働き方改革やSDGsといった社会の流れも女性が外科医を志すには追い風と感じています。もちろん、メスを握らせていただく以上、時には家庭を犠牲にしなければならないこともあります。それでも外科医という職業は魅力的で素晴らしい職業です。

一人でも多くの女子学生・研修医が外科を志してくださいますように。

佐藤 礼子(2011年卒)
小松市民病院 外科

小松市民病院で乳腺外科を担当しています。母子家庭で、実家は北海道で頼ることができないため、子育てをしながらの仕事は大変なこともありますが、上級医の先生をはじめとした職場の方々の理解と協力に支え助けられて頑張っています。

乳腺外科は検診~診断~治療(初期治療・転移再発治療)~緩和医療まで包括的に診療を行い、一人一人の患者さんと長く関わることのできる、非常にやりがいのある診療科です。また、患者さんが女性医師を希望される場合が多いこと、緊急手術が少ないこと、手術時間が長くないことなどから、女性が働きやすい外科だと思います。

妊娠・出産・育児などのライフイベントに男女差はありますし、女性医師が男性医師と同様に働くことが難しい時期はあると思いますが、女性医師が増える中、(男女ともに)ワークライフバランスをとりながら働ける環境を整えていくことが大切だと感じています。

外科入局に悩まれる方も多いかもしれませんが、仕事と家庭を両立している女性医師は沢山いますので、まずは近くの人に話を聞いてみてはいかがでしょうか。ぜひ一緒に外科で仕事ができる仲間が増えてほしいと思っています。

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