肝胆膵・移植外科

患者さんへ

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金沢大学外科学教室は肝胆膵・移植領域で多くの実績と伝統があります。当科では今までの伝統を生かした肝移植などの高難易度手術から低侵襲手術までを幅広く安心、安全に施行できる様に、多職種や多科との連携を図りチーム医療を実践して一人一人の患者さんの体に優しい治療を心がけて取り組んでいます。

近年のがん治療の進化はめざましく、新しい抗がん剤の開発や免疫療法、ゲノム治療が進んでいますが、当科では特に膵癌治療で全国水準よりも良好な治療成績をあげています。
加えて外科、内科、放射線科、腫瘍内科、病理医など各領域の専門家が集まる「膵がん診療ユニット」や「肝臓・胆道癌ユニット」を結成し、一例一例の患者さんの状態を検討した上で推奨される治療方針を決定することにより、患者さん一人一人を金沢大学附属病院の総力で支える体制を構築いたしました。

また北陸3県で肝移植を行っているのは本院のみで、全国25ある脳死移植認定施設です。臓器移植センターを立ち上げ、移植医療が円滑に進むように体制を整備しました。

診療への取組み

腹腔鏡を用いた低侵襲手術

肝臓・膵臓の腫瘍、胆道の良性疾患、脾臓疾患に対して、腹腔鏡手術を用いて、傷が小さく体の負担が少ない低侵襲手術を積極的に行っています。
現在は適応があれば膵癌に対する腹腔鏡手術も 積極的に行なっております(保険適応)。
日本内視鏡外科学会の技術認定を取得した医師が3人在籍しています。

進行癌症例に対する血管合併切除・再建を伴う根治性の高い手術

進行した肝臓癌、膵臓癌、胆管癌、胆嚢癌に対して、手術の根治性を高め、治療成績を向上させるために、生体肝移植手術のテクニックを応用した血管外科技術も取り入れた高難度の手術を積極的に行っています。
日本肝胆膵外科学会の高度技能専門医6人が在籍しており根治性と安全性のバランスのとれた治療を提供いたします。

肝移植手術(生体・脳死)

様々な肝臓の疾患により肝臓の機能が低下し、内科では治療が困難と判断された場合に、救命のために生体および脳死肝臓移植を行っています。
2022年4月までに生体肝移植85例(再移植1例)、脳死肝移植6例を行いました。
全国と比較して遜色ない良好な治療成績を得ています。日本移植学会の移植認定医が4人在籍しています。

多診療科・職種による患者サポート

2021年1月より外科、内科、放射線科、腫瘍内科、病理医など各領域の専門家が集まり「がん診療ユニット」を結成しました。
膵癌・肝癌・胆道癌の患者さん一人一人に対して、質の高い画像・病理診断に基づき、手術のみならず化学療法や放射線療法も組み合わせた最適な治療法を検討し、患者さんと相談しながら治療方針を決定しております。
また癌治療に際して栄養療法やリハビリテーションの重要性も研究によって明らかとなってきました。多診療科・職種によるサポートを行います。

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診療実績

2017 2018 2019 2020 2021
肝部分切除術 54 49 51 37 31
肝外側区域切除術 7 10 8 3 3
肝亜区域切除術 2 11 12 7 8
肝区域切除術 4 8 8 9 5
肝葉切除術 26 16 9 13 19
肝中央2区域切除術 1 1 1 2 0
肝3区域切除術 1 1 1 0 0
肝嚢胞切除術 0 1 1 0 0
合計 95 (45) 97 (38) 91 (35) 71 (23) 66 (32)

肝門部胆管癌手術を除く
括弧内は腹腔鏡手術件数

2017 2018 2019 2020 2021
生体肝移植術 3 1 0 2 3
脳死肝移植術 1 0 0 0 1
合計 4 1 0 2 4
2017 2018 2019 2020 2021
肝2区域切除・胆管切除術 7 1 4 6 5
肝3区域切除・胆管切除術 0 0 0 0 1
胆管切除術 2 4 2 0 0
胆嚢床切除術 1 3 0 1 2
膵頭十二指腸切除術 24 44 30 30 33(2)
膵体尾部切除術・脾摘あり 21 (5) 15 (9) 23 (9) 28 (12) 29 (16)
膵体尾部切除術・脾温存 0 0 0 0 6(6)
膵全摘(残膵全摘も含む) 1 0 0 2 1
膵中央切除 1 1 0 0 3

括弧内は腹腔鏡手術件数

2017 2018 2019 2020 2021
脾臓摘出術 12 5 10 5 3
Hassab手術 1 0 0 0 0
シャント結紮術 0 0 1 0 0

外来について

金沢大学付属病院のウェブサイトをご覧ください。

スタッフ紹介

肝胆膵・移植外科のスタッフを紹介します。

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