乳がんの症状はひとりひとり異なります。最も大切なことは、自分にとって「正常であること、いつもとかわらないこと」を認識することです。
以下の症状がある場合は、乳腺外科に相談してください。
すべての症状が乳がんによるものではありませんが、精密検査を受けることをお勧めします。
乳がんを診断するための基本的な検査はマンモグラフィと超音波検査です。
必要に応じてMRI検査を実施することがあります。
画像診断で乳癌の疑いがある場合、診断を確定するために組織生検が必要となります。
超音波検査で確認できる病変では超音波ガイド下生検、マンモグラフィでのみ確認できる病変ではステレオガイド下生検を行います。
結果が出るまでに約1週間を要します。
乳房造影MRI検査による広がりの評価、造影CTやPET-CTなどで全身の評価を行います。
乳がんの性格をホルモン受容体やHER2受容体の発現、増殖スピードの結果をもとに分類します。
腫瘍の大きさ、リンパ節転移の有無、遠隔転移の有無によりステージを決定します。
サブタイプとステージを踏まえ、最適な治療方針(手術、放射線療法、薬物療法(化学療法、内分泌療法、抗HER2療法))を決定します。