小児外科では生後間もない赤ちゃんから思春期までの脳神経、心血管、整形外科を除く全ての外科治療を担当します。
対象となる臓器は呼吸器、消化器、泌尿生殖器、皮膚軟部組織です。
小児の臓器は発達途中であり、小児特有の病気も多い為、広く専門的な知識を持った外科医の治療が必要とされます。
そけいヘルニアや急性虫垂炎などの日常的な疾患から先天性食道閉鎖症、先天性胆道閉鎖症、鎖肛などの先天性新生児外科疾患、また小児固形悪性腫瘍をはじめとする希少疾患にいたるまで多種多様な疾患を対象としています。
北陸でも数少ない小児外科施設として、小児科や各科と連携し、その子にとって最も適切な治療法を多方面から検討します。
その子にとって今だけでなく、将来を見据えた幅広い視点による医療を提供したいと考えています。
内視鏡(胸腔鏡、腹腔鏡)手術や傷跡を小さくする工夫を行い、少しでも子どもたちの負担を軽減する努力を行っています。
小児科や各科と連携し、その子にとって最も適切な治療法を多方面から検討します。
小児がん(悪性腫瘍)では小児科血液・腫瘍グループ、放射線治療科、核医学診療科等と連携し集学的治療を行っています。
新生児外科疾患では周産期母子センターの新生児外科部門として産科、小児科新生児グループと連携し治療を行っています。
二分脊椎症・脊髄損傷の排便、排尿管理に関しても新生児期から青年期まで積極的に子供たちの成長に合わせて一番適切な管理の方法を、ご家族と共に考えます。
年長児には在宅経肛門洗腸療法の指導も行っております。
年度 | 手術件数 | 新生児症例 | 小児がん症例 |
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2020年 | 162 | 4 | 6 |
2021年 | 185 | 7 | 11 |
2022年 | 172 | 8 | 5 |
2023年 | 160 | 7 | 5 |
2024年 | 182 | 10 | 7 |